ペッパーとキャロットEP02 Pepper & Carrot EP02

こんにちは。
今日はペッパーとキャロットのエピソード2です。
第二話です。
タイトルは「虹の薬」。
早速読んでいきましょう。
ここはペッパーとキャロットの住む家です。
ペッパーたちの家は森の中にあります。
マンションじゃなくて一軒家です。
大きな一軒家ですね。
周りには他に家はなくて、森の中にポツンと一軒だけ建っています。
木があって、いかにも魔女の家っていう感じですね。
いかにも魔女が住んでいそうな家です。
煙突からは虹色の煙が出ています。
家の中です。
家の中ではペッパーが薬を作っています。
これは三角フラスコですね。
小学校とか中学校の頃に理科の実験でこういうのを使ってた記憶があります。
ペッパーはこの赤い液体をお玉ですくって三角フラスコの中に流し入れています。
流し入れる。
棚の上には他にも、紫や水色の液体も置いてあります。
ペッパーが薬を作っている様子を、後ろでキャロットが見ています。
ちょっと拡大してみましょう。
キャロットは目を丸くして、驚いたような感動したような表情でペッパーのことを見ています。
薬が完成したみたいですね。
ペッパーは完成した薬を持って階段を降りていきました。
そして、この棚に薬を並べています。
すごくカラフルで綺麗ですね。
階段の上ではまたキャロットが見ています。
ずっと見てますね。
ペッパーはキャロットに見られてることに気付いてるんでしょうか。
見られてることに気づいていない様子です。
見られてることを分かっていない様子です。
ペッパーがいなくなると、キャロットは階段を降りて薬の前にやってきました。
棚に並べられた薬をじっと見ています。
見てください、この表情。
「わあ、すっごーい!」と言ってるような表情です。
キャロットの周りが虹色に輝いています。
そして、それぞれの色のところに何か絵が描いてありますね。
例えば黄緑だったら、葉っぱ、黄色は…これは何でしょう…オレンジは何か果物の実のようなもの、
赤は炎、水色は水、という風にそれぞれの色から連想される、イメージされるものの絵が描いてあります。
キャロットは何をしてますか。
ザバザバザバ。
ペッパーが作った薬を小さい瓶に移し替えています。
こっちからこっちに移し入れています。
四色の薬を両手で抱えて、とっても嬉しそうな表情で、ニコニコで階段を駆け上がっています。
駆け上がる。
ピョンピョンピョンって、階段を駆け上がっています。
キャロットはどこに行くつもりなんでしょう。
そして何をするつもりなんでしょう。
何を企んでるんですかね。
ここは家のすぐ外です。
キャロットの他にもあと三匹猫がいますね。
この猫たちはキャロットの友達ですかね。
キャロットは友達の猫たちを呼んできました。
友達を集めて、何か一生懸命説明しています。
見てください。
すごく興奮した様子で説明してますね。
この薬の説明をしてるみたいです。
キャロットは何て言ってるんでしょう?
多分ですけど、「聞いて聞いて!
この薬を飲んだら魔法の力が手に入るんだよ。
緑の薬を飲んだら植物を生やせるんだよ。
ピンクの薬を飲んだら花を咲かせられるんだよ。
オレンジの薬を飲んだら炎を出せるんだよ。
水色の薬を飲んだら水が出せるんだよ。」みたいなことを言ってるんじゃないかなと思います。
他の猫たちは「へぇー」って感心してキャロットの話を聞いています。
みんな一人一色ずつ薬を飲むことにしたみたいです。
キャロットも「よし、飲もう!
飲んでみよう!」と言っています。
グビグビ。
ゴクゴク。
ガブガブ。
他の猫たちは早速薬を飲み始めました。
みんな一斉に薬を飲み始めました。
でも見てください。
キャロットは飲んでませんね。
言い出しっぺのキャロットが飲んでません。
言い出しっぺっていうのは、最初にやろうって言い出した人。
最初にこれやってみようって提案した人です。
それを言い出しっぺって言います。
キャロットが言い出しっぺですね。
「この薬飲もう」って言いました。
でも言い出しっぺのキャロットが飲んでいません。
飲まずに、うん?って考えてます。
ちょっと疑うような表情で、「いやちょっと待ってよ。
本当に飲んで大丈夫かな。
この薬本当に飲んでいいのかな。」って考えています。
でももう他の猫たちは飲んでしまいました。
さあどうなるでしょう。
キャロットは結局飲まなかったんですね。
茶色い猫はブーっと噴き出しています。
この猫は、でろーんと吐き出しています。
この猫も、んぐぐ…もう今にも吐きそうです。
この薬は飲む薬じゃなかったのかもしれないですね。
飲んじゃダメだったのかもしれません。
家の中からは何か音楽か歌が聞こえていきます。
これは音符って言います。
これは四分音符、これは八分音符です。
家の中です。
家の中ではペッパーがお風呂に入っています。
ふふふ〜んって鼻歌を歌いながら、気持ち良さそうにお風呂に使っています。
そしてトポトポ…トポトポ…さっきのあの赤い薬を腕にかけていますね。
お風呂は泡だらけです。
泡だらけ。
泡風呂です。
ペッパーの頭の上にも泡が乗っています。
カラフルな虹色の泡です。
虹の薬は魔法の薬じゃなくて、入浴剤だったんですね。
お風呂に入れる、良い香りのする入浴剤でした。
入浴剤を入れたお風呂に気持ち良さそうに浸かっています。
窓の外では猫たちが怒っています。
そりゃそうですよね。
怒るのも当然です。
当たり前ですね。
入浴剤を飲まされてしまったので、みんなキャロットに怒っています。
このみんなの目つきを見てください。
キャロットのことを睨んでいます。
睨む。
みんなキャロットを睨んでいます。
キャロットは苦笑いをしています。
「えへへ、ごめん…」って苦笑いしてます。
さあ、この後、キャロットはどうなったんでしょう?
ピチャピチャピチャ。
入浴剤まみれです。
全身入浴剤まみれです。
怒った猫たちに瓶を投げつけられたみたいです。
投げつける。
投げつけられる。
怒った猫たちに瓶を投げつけられて、全身入浴剤だらけになってしまいました。
第二話、虹の薬のお話でした。
今回もとっても可愛らしいお話でしたね。
今日は以上です。
また次回、楽しみにしててくださいね。
またね!
こんにちは。今日はペッパーとキャロットのエピソード2です。第二話です。タイトルは「虹の薬」。早速読んでいきましょう。
ここはペッパーとキャロットの住む家です。ペッパーたちの家は森の中にあります。マンションじゃなくて一軒家です。大きな一軒家ですね。周りには他に家はなくて、森の中にポツンと一軒だけ建っています。木があって、いかにも魔女の家っていう感じですね。いかにも魔女が住んでいそうな家です。煙突からは虹色の煙が出ています。
家の中です。家の中ではペッパーが薬を作っています。これは三角フラスコですね。小学校とか中学校の頃に理科の実験でこういうのを使ってた記憶があります。ペッパーはこの赤い液体をお玉ですくって三角フラスコの中に流し入れています。流し入れる。棚の上には他にも、紫や水色の液体も置いてあります。ペッパーが薬を作っている様子を、後ろでキャロットが見ています。ちょっと拡大してみましょう。キャロットは目を丸くして、驚いたような感動したような表情でペッパーのことを見ています。
薬が完成したみたいですね。ペッパーは完成した薬を持って階段を降りていきました。そして、この棚に薬を並べています。すごくカラフルで綺麗ですね。階段の上ではまたキャロットが見ています。ずっと見てますね。ペッパーはキャロットに見られてることに気付いてるんでしょうか。見られてることに気づいていない様子です。見られてることを分かっていない様子です。
ペッパーがいなくなると、キャロットは階段を降りて薬の前にやってきました。棚に並べられた薬をじっと見ています。
見てください、この表情。「わあ、すっごーい!」と言ってるような表情です。キャロットの周りが虹色に輝いています。そして、それぞれの色のところに何か絵が描いてありますね。例えば黄緑だったら、葉っぱ、黄色は…これは何でしょう…オレンジは何か果物の実のようなもの、赤は炎、水色は水、という風にそれぞれの色から連想される、イメージされるものの絵が描いてあります。
キャロットは何をしてますか。ザバザバザバ。ペッパーが作った薬を小さい瓶に移し替えています。こっちからこっちに移し入れています。
四色の薬を両手で抱えて、とっても嬉しそうな表情で、ニコニコで階段を駆け上がっています。駆け上がる。ピョンピョンピョンって、階段を駆け上がっています。キャロットはどこに行くつもりなんでしょう。そして何をするつもりなんでしょう。何を企んでるんですかね。
ここは家のすぐ外です。キャロットの他にもあと三匹猫がいますね。この猫たちはキャロットの友達ですかね。キャロットは友達の猫たちを呼んできました。友達を集めて、何か一生懸命説明しています。見てください。すごく興奮した様子で説明してますね。この薬の説明をしてるみたいです。キャロットは何て言ってるんでしょう?多分ですけど、「聞いて聞いて!この薬を飲んだら魔法の力が手に入るんだよ。緑の薬を飲んだら植物を生やせるんだよ。ピンクの薬を飲んだら花を咲かせられるんだよ。オレンジの薬を飲んだら炎を出せるんだよ。水色の薬を飲んだら水が出せるんだよ。」みたいなことを言ってるんじゃないかなと思います。他の猫たちは「へぇー」って感心してキャロットの話を聞いています。
みんな一人一色ずつ薬を飲むことにしたみたいです。キャロットも「よし、飲もう!飲んでみよう!」と言っています。グビグビ。ゴクゴク。ガブガブ。他の猫たちは早速薬を飲み始めました。みんな一斉に薬を飲み始めました。でも見てください。キャロットは飲んでませんね。言い出しっぺのキャロットが飲んでません。言い出しっぺっていうのは、最初にやろうって言い出した人。最初にこれやってみようって提案した人です。それを言い出しっぺって言います。キャロットが言い出しっぺですね。「この薬飲もう」って言いました。でも言い出しっぺのキャロットが飲んでいません。飲まずに、うん?って考えてます。ちょっと疑うような表情で、「いやちょっと待ってよ。本当に飲んで大丈夫かな。この薬本当に飲んでいいのかな。」って考えています。でももう他の猫たちは飲んでしまいました。さあどうなるでしょう。
キャロットは結局飲まなかったんですね。茶色い猫はブーっと噴き出しています。この猫は、でろーんと吐き出しています。この猫も、んぐぐ…もう今にも吐きそうです。この薬は飲む薬じゃなかったのかもしれないですね。飲んじゃダメだったのかもしれません。家の中からは何か音楽か歌が聞こえていきます。これは音符って言います。これは四分音符、これは八分音符です。
家の中です。家の中ではペッパーがお風呂に入っています。ふふふ〜んって鼻歌を歌いながら、気持ち良さそうにお風呂に使っています。そしてトポトポ…トポトポ…さっきのあの赤い薬を腕にかけていますね。お風呂は泡だらけです。泡だらけ。泡風呂です。ペッパーの頭の上にも泡が乗っています。カラフルな虹色の泡です。虹の薬は魔法の薬じゃなくて、入浴剤だったんですね。お風呂に入れる、良い香りのする入浴剤でした。入浴剤を入れたお風呂に気持ち良さそうに浸かっています。
窓の外では猫たちが怒っています。そりゃそうですよね。怒るのも当然です。当たり前ですね。入浴剤を飲まされてしまったので、みんなキャロットに怒っています。このみんなの目つきを見てください。キャロットのことを睨んでいます。睨む。みんなキャロットを睨んでいます。キャロットは苦笑いをしています。「えへへ、ごめん…」って苦笑いしてます。さあ、この後、キャロットはどうなったんでしょう?
ピチャピチャピチャ。入浴剤まみれです。全身入浴剤まみれです。怒った猫たちに瓶を投げつけられたみたいです。投げつける。投げつけられる。怒った猫たちに瓶を投げつけられて、全身入浴剤だらけになってしまいました。
第二話、虹の薬のお話でした。今回もとっても可愛らしいお話でしたね。今日は以上です。また次回、楽しみにしててくださいね。またね!
Downloadable Audio
Creative Commons Attribution 4.0 Internationalライセンス
帰属:
アート: David Revoy.
シナリオ: David Revoy.
翻訳: [日本語] guruguru.
協力: Hồ Nhựt Châu.